「豊かさ」という言葉を聞いたとき、あなたは何を思い浮かべますか?
世の中でよく語られる豊かさのイメージは、どうしても“お金やモノ”に偏りがちです。
でも実際には、人によって豊かさの感じ方は大きく違います。
誰かにとっては「静かな場所で本を読む時間」こそ豊かさだし、別の人にとっては「大切な人と一緒にご飯を食べること」が豊かさかもしれません。
つまり「豊かさ」は、他人や社会が決めるものではなく、自分の中で定義していいものなんです。
本当の豊かさは「自分で決める」こと
大切なのは、周りが言う豊かさではなく、自分にとっての豊かさを言葉にすることです。
それを決めない限り、どれだけ頑張っても「なんだか物足りない」と感じてしまいます。
例えば、こんな風に考えてみてください。
- あなたが心から「幸せだ」と思える瞬間はどんなときか?
- それはお金を使った体験なのか?それとも日常の中の小さな出来事か?
- 誰と過ごすときに、豊かさを感じるか?
僕の場合は、
- 家族と一緒に夕食を食べる
- 静かな朝にコーヒーを飲む
- 河川敷を散歩する
- 定期的に旅行に行く
こうした時間が、何より豊かさだと気づきました。
意外とすぐに実現できる豊かさは、思った以上にたくさんあります。
社会がつくる“豊かさの基準”に流されない
テレビやSNSでは「年収○○万円が幸せの条件」「このブランド品を持ってこそ成功」というようなメッセージが溢れています。
僕もその波に飲まれていた時期がありました。
でも、その基準はあくまで“他人が作った物差し”です。
それを言っている人は、あなたを知っていますか?あなたもその人を知っていますか?
それらに合わせて生きていると、自分が本当に欲しい豊かさを見失ってしまいます。
だからこそ、自分で豊かさを定義することが大切なんです。
「私にとっての豊かさはこれだ」と言えるようになると、不思議と心が軽くなります。
なぜなら、周りと比べる必要がなくなるからです。
豊かさの定義
例えば、僕は「自分にとっての豊かさ」をこう定義しました。
- 家族や大切な人と過ごす時間をしっかり持てること
- 自分のペースで働き、心に余裕を感じながら暮らせること
- 自然や日常の小さな楽しみを大切にできること
これが僕にとっての「豊かさ」です。
お金や成功はもちろん大切なことなのかもしれませんが、それはあくまでこの豊かさを支えるための手段。
目的ではありません。
まとめ
この記事で伝えたかったのは、豊かさとは“自分で定義するもの”だということです。
- 豊かさはお金やモノだけでは測れない
- 他人の基準に振り回されず、自分の基準を持つことが大切
- 過去の体験から、自分が心から豊かだと思える瞬間を探す
こうやって言葉にすることで、ようやく「お金や仕事は手段でしかない」と腑に落ちます。
そして、「自分はこんな暮らしがしたい」と思えるようになったとき、人生の方向性は自然と定まっていきます。
次の「5-2. 日常の小さな体験にこそ豊かさはある」では、この定義をさらに深めて
「特別なことに頼らなくても、普段の生活の中に豊かさを見つけられる」ということを掘り下げていきます。
