「余ったら貯金」では未来は変わらない

多くの人は「余ったら貯金しよう」と考えます。

でも実際には、余ることなんてほとんどありませんよね。

生活費やちょっとした買い物でお金は自然と流れていき、気づけば月末には手元に残らない。

僕も昔はそのタイプでした。

「貯金できないのは収入が少ないからだ」と思い込んでいたんです。

でも本当の原因は、「未来の自分のために先にお金を取っておく仕組み」がなかったことでした。

未来を変えるためには「余ったら」ではなく「先に確保する」。

この考え方がとても大事です。

未来投資費ってなに?

ここで僕が取り入れたのが「未来投資費」という考え方です。

貯金や生活費とは別に
  • 毎月一定額を「未来の自分を育てるためのお金」として確保する
  • 使い道は「スキルアップ」「経験」「人とのつながり」に限定

具体的に、こんな使い方が考えられます。

  • オンライン講座や本を買ってスキルを磨く
  • 興味のある分野のワークショップに参加する
  • 普段は行かないような場所に旅行して新しい体験をする
  • 信頼できる人に会いに行って学びを得る

つまり「消費」ではなく「投資」

この投資は短期的なリターンではなく、将来の収入・人間関係・生き方を豊かにしてくれる可能性があります。

僕の体験:未来投資が人生を動かした

僕がフリーランスとして生きていけるようになったのは、この「未来投資費」を意識したからです。

たとえば最初の頃、収入は本当に少なくて、月に数万円しか自由に使えるお金がありませんでした。

それでも当時、本や教材には10,000円以上を必ず使っていました。(現在時点で合計数十万円)

当時は正直「痛いな」と思う出費でしたが、その学びが仕事につながり、少しずつ収入が増えていったんです。

でもあの選択があったからこそ、今の自分があります。

あなたもこの教科書を手に取ったということは、自然と未来投資ができているということです。

その行動は、未来の自分を大切にできます。

未来投資費を実践するステップ

では実際に「未来投資費」を作るにはどうしたらいいのか?

簡単なステップにまとめてみます。

毎月の収入の中から「未来投資費」を決める
  • 最初は無理のない額でOK(例:5000円、1万円)
  • 大事なのは「毎月必ず確保すること」
生活費や貯金とは分けて管理する
  • 口座を分けるか、専用の財布やアプリで管理する
  • すぐに用意できない場合は、貯金箱へ
使い道のルールを決める
  • 「スキル」「経験」「人とのつながり」に限定する
  • モノを買う場合でも、未来に生きるものだけにする
月末に「今月はどう使おう?」と考える習慣をつける
  • 使えなかったら翌月に繰り越しもOK
  • ※合算して、もっと良いものに使うのもあり

このように「先に確保して、ルールを決めて、必ず使う」。

これが未来投資費の鉄則です。

実践ワーク:未来デザインシートを作ろう

ここで提案したいワークは「未来デザインシート」です。

1ヶ月のはじめに、シートを使って計画を立てましょう。

以下をもとに書き出してみてください。

今月の未来投資費はいくら?
  • 日付:お金を使う日
  • 未来投資費:具体的な使う金額
  • 分野:以下参照
  • 内容:お金を何のために使うのかを記入
  • 期待すること:使った後の生活がどう変わるかを記入

⇣例えば⇣

  • 日付:10/1
  • 未来投資費:5000円
  • 分野:学び
  • 内容:イラストの教材を購入
  • 期待すること:技術が上達してSNS発信がもっと楽しくなる
書き方例
分野例
  • 学び(本、教材、講座等)
  • 経験(旅行、趣味等)
  • 自己ケア(運動、美容、睡眠等)
  • 人(家族、友人、コミュニティ等)
  • 暮らし(家具、グッズ等)
  • 挑戦(大会、イベント参加等)
  • 準備(結婚、引っ越し等)

上記分野は、一例です。「それがなんなのか?」と自分が迷わないものを書くだけでOK!

こうして「お金を未来のために使う」と意識するだけで、日々の過ごし方が大きく変わります。

未来投資の本当のリターン

未来投資費の魅力は、必ずしもすぐに成果が出るとは限らないところです。

でも「使ったからこそ広がった可能性」が、あとでじわじわ効いてきます。

僕自身も、数年前に本に投資した知識が、今になって仕事に活きていたりします。

旅行で得た経験がSNS発信のネタになったこともありました。

未来投資費のリターンは、時間をかけて人生に返ってくるんです。

だからこそ「今の自分」に必要な余白を作り、迷わず投資することが大切です。

まとめ

  • 「余ったら貯金」では未来は変わらない。先に未来投資費を確保する
  • 未来投資費は「スキル」「経験」「人とのつながり」に使う
  • 少額でもいいから毎月必ず確保して、ルールを決めて運用する
  • 実践ワークとして「未来投資シート」で使い道を可視化する
  • 未来投資のリターンは時間をかけて返ってくる

未来の自分は、今日の選択によって形づくられます。

そして、この行動は「自分の選択」であるため、自然と自分軸になっていくわけです。

「未来投資費」という余白を作ることは、最強の自己投資になるのです。

次の記事では、さらに深掘りし、「お金の優先順位」について解説していきます。