僕たちが目指しているのは「頑張り続けない暮らし」です。
でも、ここで多くの人がつまずくのが「習慣と仕組みの違いって何?」という疑問。
「早起きするのって習慣?仕組み?」
「食器洗いを減らすのは習慣?それとも仕組み?」
こうやって境界線があいまいになると、せっかく取り組んでいることも混乱してしまいます。
だから、ここでは習慣と仕組みの明確な違いを整理していきましょう。
習慣とは、自分の体が勝手に動くこと
習慣とは「自分の内側から生まれる自動化」です。
つまり、頭で考えなくても体や心が自然と動いてしまう状態。
たとえば、
- 朝起きたら歯を磨く
- 家に帰ったら手を洗う
- 寝る前にスマホを充電する
こうしたことって、考えなくてもできますよね。
これが習慣です。
心理学的に言えば、人は1日の行動の約40%を習慣に頼っていると言われています。
だから習慣を味方につければ、意思の力を消耗せずに暮らせるんです。

仕組みとは、環境に任せること
一方で仕組みは「外側から支える自動化」です。
自分で考えて動くのではなく、環境や道具、システムが自動的にやってくれるイメージです。
たとえば、
- 食洗機で洗い物を自動化する
- サブスクで必需品を定期的に届けてもらう
- 貯金を自動引き落としにする
これは「自分の体が覚えている」のではなく、仕組みそのものが働いてくれるから成り立ちます。
僕自身、昔は「お金を貯めるぞ!」と気合で頑張っていた時期がありました。
でも結局、欲しいものがあれば買ってしまい、全然続かなかったんです。
そこで自動積立を設定したら、勝手に貯金が増えるようになりました。
まさに「仕組みが助けてくれた瞬間」でした。

習慣と仕組みは両輪
ここで大事なのは「どちらが良いか」ではなく、両方を組み合わせることです。
習慣だけに頼ると、体調や気分に左右されてしまう。
仕組みだけに頼ると、自分自身が育たない部分も出てくる。
だから、バランスが大切です。
例を挙げると、
この両方を掛け合わせると「自然に体が動き出す環境」ができるんです。
これってすごくワクワクしませんか?

「ロボットみたいになるのでは?」という不安
ここで出てくるのが「全部を自動化したら、人間らしさがなくなるんじゃない?」という不安です。
僕も実は、同じことを考えたことがあります。
昔、時間管理やルールを詰め込みすぎて、予定表通りに動くロボットみたいになった時期がありました。
そのときは正直、心が窮屈で楽しくありませんでした。
でも今なら分かります。
自動化は「やらなくていいことを減らすためのもの」なんです。
僕たちが人間らしく自由に過ごすためには、余計な雑務を機械や仕組みに任せてしまえばいい。
掃除が嫌いなら、ロボット掃除機に任せればいい。
つまり「好きなことは自分で、嫌いなことは仕組みに」という選び方がベストなんです。
そのためにも一度仕組み化することで、自分の中で好き嫌いが明確になっていきます。
これから待ってるあなたの未来
ここまで読んでみて、想像してみてください。
- 生活費が勝手に管理されていて、お金の心配が減る。
- 毎日の家事が短縮されて、趣味や家族の時間が増える。
- 習慣で自然と体も心も整っていく。
こうなると「ロボットみたい」ではなく「自分らしさを取り戻す」暮らしになるんです。
僕はその瞬間に「ああ、仕組み化と習慣って、自由のためにあるんだ」と心から思いました。
あなたに問いかけたいこと
最後に、あなたに問いかけたいことがあります。
- あなたが人間らしく過ごしたいと思う時間はどんな時間ですか?
- そのために、今すぐ手放してもいいことは何ですか?
この答えが見つかれば、習慣と仕組みをどう取り入れるかが自然と見えてきます。
そしてその答えは、あなたの暮らしを一段とワクワクさせてくれるはずです。
いよいよ、暮らしにまつわる「お金、仕事、生活」に関しての自動化に触れていきます。
次の章からさらに具体的なイメージを膨らませていきましょう。
