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ミニマリストのaimです。
僕の断捨離の道のりは、ただ物を捨てることから始まったわけではなく、「人生を立て直す」という切実な理由からでした。
以前、僕はうつ病を経験し、心身ともに限界を迎えたことがあります。
その時、真っ先に手をつけたのが、「モノとの向き合い方」でした。
浪費家で貯金ゼロだった僕がうつ病を経験し、物理的・心理的にモノを極限まで手放した実体験に基づいてこの記事を書いています。
心が疲れている時、モノは「邪魔な存在」にも「心の支え」にもなり得ます。
この両面を知っている僕だからこそ、伝えられることがあります。
「理想の暮らし」を叶えるには、心が健康であることが何よりも大切です。
この経験談が、心が疲れているあなたの重荷を少しでも軽くするきっかけになれば嬉しいです。
心が疲弊していた頃の「モノ」との関係

心が限界を迎えていた頃、僕とモノの関係は、残念ながら最悪でした。
1-1. 心のSOSを無視する「モノの圧力」
部屋に溢れていたモノたちは、僕にとって「無言の圧力」になっていました。
- 片付けのプレッシャー:
散らかった部屋を見るたびに、「自分はダメだ」と自己肯定感が下がり、心が休まりませんでした - 過去への執着:
使わないモノ、失敗した買い物を見るたびに、過去の自分を責めてしまうんです - 心の回復を妨げる:
心と身体を休ませたいのに、モノに囲まれているせいで、常に脳が「未処理のタスク」を感じ、回復を妨げられていました
モノが多すぎると、視覚的な情報過多となり、心が休まる瞬間がなくなってしまうことに気づきました。
1-2. 「心の支え」としてのモノへの依存
同時に、モノは「心の支え」にもなっていました。
これが、浪費が止められなかった原因の一つでもあります。
新しい服やガジェットを買うことで、「自分はまだ大丈夫」という一時的な安心感を得ようとしていました。
コレクションや使わない趣味のモノに囲まれることで、現実の悩みから目を逸らそうとしていました。
モノに依存している状態では、本当に必要な「自分自身と向き合う時間」を奪われてしまうのです。
心を回復させるための「モノとの正しい向き合い方」

心が疲弊している時に無理に断捨離をすると、かえってストレスになります。
僕が経験から学んだのは、「心の状態に合わせた、優しい向き合い方」です。
2-1. まずは「心のスペース」を確保する断捨離
体が動かない、心が疲れている時は、「最もストレス源になっているモノ」だけを手放しましょう。
- 視界に入るノイズを断捨離:
床に散らばったモノ、机の上の書類など、視覚的な情報ストレスになっているモノを、とりあえず箱に詰めることから始めました。 - 「完璧」を捨てる:
「きれいに整理整頓しなければ」という完璧主義を断捨離しました。まずは「目に触れない」状態にするだけで、心はかなり楽になります。 - 過去を捨てる:
過去の失敗を思い出すモノ(着なくなった高価な服、未読の本など)は、「過去の自分を許すため」に手放しました。
物理的な空間だけでなく、「心の余白」を作ることを目的に断捨離することが大切です。
2-2. 理想の暮らしからの「逆算思考」
心が少し回復し始めた時、僕の「理想の暮らしを叶える逆算思考」が活きました。
理想の暮らしは、お金の心配がなく、イラストを描いて過ごす時間がある状態です。
→探し物や片付けの時間を奪う「全ての無駄なモノ」を断捨離する。
→「いつか使うかも」という未来への不安につながるモノを断捨離する。
この思考のおかげで、断捨離は「辛い作業」ではなく、「理想の暮らしを取り戻すための建設的な作業」に変わっていきました。
モノがなくなった後に心が取り戻したもの

モノが減り、部屋がシンプルになると、僕の心は劇的に回復に向かいました。
3-1. 自分の「本音」と向き合える時間
モノの雑音が消えたことで、心の中に「スペース」が生まれました。
- 本当にしたいこと:
「イラストを描きたい」という自分の本音が、初めてはっきりと聞こえるようになりました。 - 心の回復力:
不安やストレスを感じても、モノに依存せず、散歩や読書といった健全な方法で気持ちを立て直せるようになりました。
モノがなくなった空間は、「自分自身を大切にする時間」で満たされるようになったんです。
3-2. 「心地よさ」の定義が変わる
以前は「新しいモノを持つこと」が心地よさでしたが、断捨離後は変わりました。
- 「何も置かれていない床の広さ」
- 「すっきりと整理された棚」
- 「探し物がない快適さ」
「ない」ことから得られる心の余裕が、何物にも代えがたい豊かさとなりました。
心の健康を取り戻すことが、最高の断捨離

うつ病を経験した僕にとって、断捨離は心の健康を取り戻すための最高の手段でした。
モノが減ると、不安やプレッシャー、過去への執着という「心の重荷」も一緒に手放すことができます。
もしあなたが今、心身ともに疲れているなら、どうか無理はしないでください。
まずは「一番心地よくないモノ」一つだけを手放すことから始めてみましょう。
そして、手に入れた心のスペースで、あなたの「理想の暮らし」をそっと思い描いてみてください。
その目的への逆算思考が、必ずあなたの暮らしを豊かにしてくれます。


