「発信のコンセプトを1行にまとめる」と聞くと、ちょっと難しく感じませんか。
僕も最初はそうでした。
「1行って、何をどう書けばいいんだろう」って、ノートの前でペンが止まったまま…。
でも実はこの1行、ただのキャッチコピーを考えるものではありません。
SNSを見ている人が一目で「あ、この人は〇〇の人だ」と分かるような“肩書き”を作ることなんです。
いわゆる「〇〇な生活の人」みたいに、見ただけで世界観や発信内容が伝わる言葉。
これを持っているかどうかで、発信の印象はガラッと変わります。
ここでは、僕の体験も交えながら「肩書き1行」を作る3つのステップと、最後に仕上げるためのテンプレートを紹介します。
これをやれば、発信の軸がブレなくなるし、読者に覚えてもらいやすくなりますよ。

STEP1:暮らしの変化を振り返る
まずは、自分の暮らしの中でどんな変化があったかを書き出してみましょう。
ポイントは「大きな変化」だけじゃなくて「小さな変化」も拾うことです。
僕の場合、最初の変化は「服を1着にしたこと」でした。
大げさなものではなく、ただ朝の服選びが減って楽になったというだけ。
でも、その小さな一歩が積み重なって、気づけば朝時間の習慣や部屋の片づけ、お金の管理にまでつながっていったんです。
- 夜スマホをやめて、睡眠の質が上がった
- 朝に余裕ができて、読書の時間を楽しめるようになった
- モノを減らしたら、掃除がすごく楽になった
- 固定費を見直して、お金の余裕が生まれた
- イライラが減って、家族との会話が穏やかになった
誰かに話すと笑われるくらい小さなことでもいいんです。
大事なのは「自分にとって意味があった変化」かどうか。
このリストが、肩書きを作るための材料になります。
STEP2:その変化の共通点を見つける
次は、その変化たちに共通している「核」を探します。
ここが一番大事なポイントです。
僕のリストを振り返ると、最初はバラバラに見えました。
- 「服を1着にした」
- 「部屋を片づけた」
- 「お金が貯まった」
全然関係ないように思えますよね。
でもよく考えると、全部「自分のキャパに合わせて調整した結果」だったんです。
僕は大きな挑戦が苦手でした。
だから、夜スマホをやめる時も「30分だけ置いてみる」と小さく始めたし、片づけも「今日は机の上だけ」みたいに分割して進めていました。
そうやってキャパ小でもできる形にしたから続いたんです。
つまり、僕の暮らしの変化の核心は「キャパ小でも続けられる工夫」でした。
あなたのリストからも、きっと「共通点」や「なぜうまくいったか」という法則が見えてくるはずです。
問いかけの例を挙げます。
- なぜその変化が起きたのか?
- なぜ続けられたのか?
- 他の人には難しくても、自分にとって自然にできた理由は?
- その変化によってどんな気持ちになれたか?
この問いを通して見つかった「核」が、肩書きの土台になります。
STEP3:過去の自分に語りかけるように言葉を作る
最後に、その「核」を1行の肩書きに落とし込みます。
ここで意識するのは、未来のフォロワーではなく「過去の自分」に向けること。
「昔の自分に、どんな言葉をかけてあげたいか」を考えると、自然と人に届く言葉が生まれます。
僕の場合、昔は「がんばろう」としては続かず、自信をなくしてばかりいました。
そんな自分にかける言葉は「キャパ小でも整う暮らし」。
この1行が今の発信の軸になっています。
あなたも同じように、当時の自分を思い出してみてください。
- どんなことで悩んでいたか?
- どんな言葉をもらえたら安心できたか?
- どんな未来を見せてもらえたら希望を持てたか?
この問いに答えた上で「肩書き1行」にするのがゴールです。
仕上げ:肩書きテンプレに当てはめる
ここまでで「自分の核」までは見つかりました。
でもそれをSNSで伝わる形にするには、もうひと工夫が必要です。
そこで使えるのが「肩書き」です。
見慣れた言葉に自分の核を当てはめると、発信で覚えてもらいやすい形になります。
例えば…
- 「〇〇な暮らし」
- 「〇〇生活」
- 「毎日〇〇」
- 「1日1〇〇」
- 「1年で〇〇」
こうすると一目で「どんな人か」が伝わります。
発信を見た人が「あ、この人は〇〇の人ね」と覚えてくれるわけです。
また、この肩書きに関して「肩書きリスト100選」も特典でまとめています。
ここまでのワークも合わせて、特典も確認してもらえると、より理解が深まりますので、見てみてくださいね!
まとめ:肩書き1行が発信の軸になる
ここまでの流れをまとめると…
- ① 暮らしの変化をリストアップする
- ② 共通点を探して「核」を見つける
- ③ 過去の自分に語りかけるように言葉をつくる
- ④ 肩書きテンプレに当てはめて仕上げる
このプロセスを通して生まれる1行は、ただのフレーズじゃありません。
あなたの実体験と想いが詰まった、唯一無二の肩書きになります。
僕自身、この「キャパ小暮らし」という言葉を見つけたことで、発信の方向性が一気に明確になりました。
「自分はこういう人です」と迷わず言えると、それだけで自信もつきます。
そして何より、その言葉に共感してくれる人が自然と集まってきます。
発信は小手先のテクニックではなく、結局「自分の言葉をどう届けるか」が大切なんだと、改めて実感しています。
あなたもぜひ、自分だけの肩書き1行を作ってみてください。
きっと発信がもっと楽しく、自分らしくなるはずです。
