AIや自動化は特別なものじゃない

AIや自動化と聞くと、「プログラミングをしないといけないのでは?」とか「一部の人しか使えない難しいものでは?」と思う人も多いと思います。

僕も最初はそうでした。

ですが実際に使ってみると、AIや自動化はむしろ日常に溶け込むほど、難しくないんです。

小さな工夫の積み重ねが、気づけばあなたの時間と体力を節約してくれます。

つまり、特別な人だけが使うのではなく、誰でも活用できる仕組みなんです。

大切なことに向き合うための自動化

AIや自動化というのは、目的があってのことです。

実際に僕は企業で4年間自動化の業務を行っていました。

その際に、必ず話すことは「なぜ、自動化をしようと思ったのですか?」ということ。

ここで一度下記の穴埋めで振り返ってみましょう。

  • なぜ、自動化をしようと思ったのですか?
    →〇〇の時間を取りたかったから
  • なぜ、〇〇の時間が欲しいのですか?
    →〇〇に時間を取ることで満たされるから
  • なぜ、〇〇に時間を取ることで満たされるのですか?
    →〇〇との時間は自分にとって大切なことだから

なぜ?を3回繰り返すと、本当の目的が見えてきます。

本来は楽したいのではなく、自分にとって大切なものに向き合いたいから自動化をするんです。

目的を再確認すると、今から行う意味が出てきます。

AI・自動化でできることの具体例

ここで少し整理してみましょう。

AIや自動化は、僕たちの暮らしや仕事でこんなことを助けてくれます。

情報収集の自動化
ニュースや業界のトレンドをまとめてAIに要約してもらう。
文章や資料作成の効率化
メール文、SNS投稿、会議の議事録などをAIに下書きしてもらい、自分は確認・修正だけ。
家計管理の自動化
クレジットカードや銀行口座と家計簿アプリを連携させて、入力をゼロにする。
アイデア出し
新しい商品や発信アイデアを洗い出し、自分に合うものを探す。
ルーティン作業の削減
定期的なファイル整理やリマインダーを自動化ツールに任せる。

最初から全部取り入れる必要はなく、1つでも取り入れるだけで「お、ラクになった」と感じられるはずです。

「自分しかできないこと」に時間を使うために

自動化の最大の目的は、「やらなくてもいいことを減らす」ことです。

それによって空いた時間を「自分にしかできないこと」に使えるようになります。

例えば:
  • 子どもや家族との時間
  • 健康のための運動や休養
  • 自分のスキルアップや学び
  • 新しいアイデアを考える余白

僕自身も、AIに任せられる部分をどんどん任せることで、ようやく「考える時間」「創作する時間」が増えてきました。

以前は日々の作業に追われるだけで、未来を考える余裕なんてなかったんです。

AI活用で意識したいこと

AIや自動化を取り入れるときに、僕が大事にしている視点があります。

完璧を求めない
最初から100点を目指さず、70点くらいでOKにする。
仕組みは小さく始める
全部自動化するのではなく、まずは1つだけ取り入れる。
「ラクになる」実感を大事にする
時間だけでなく、気持ちの軽さにも注目する。
浮いた時間を意識的に使う
ただダラダラするのではなく、「暮らしを豊かにすること」に充てる。

仕組み化のゴールは「暇になること」ではなく、「大切なことに時間を使えるようになること」です。

「自分がやること、やらないこと」を書き出そう

「やること」と「やらないこと」を仕分けるのは、最初は誰でも難しいものです。

僕も昔は全部自分でやろうとして、気づけばキャパオーバーで疲れ果てていました。

では、どうやって区別すればいいのか?

ポイントは次の2つです。

①理想の暮らし(目的)から考える
「これは自分の大切な目的につながっているか?」と問いかける。 つながっているなら「やること」。つながっていないなら「やらないこと」。
②自分にしかできないかどうかで考える
「自分じゃなくてもできるなら、やらないこと」に回す。 逆に「自分にしかできないこと」なら、やることに残す。

この2つを軸にすれば、自然と区別がしやすくなります。

ただ、これらを考える際に必要なのは「自己理解」です。

自分の強みや苦手なことを知った上で、行うことが重要になります。

ですので、「4-5」で行う実践ワークで深掘りしていきましょう。

まとめ:AIと一緒に暮らす時代へ

AIや自動化は、もはや特別な人のものではありません。

スマホひとつあれば誰でも使えます。

そして大事なのは、AIに全てを任せることではなく、「自分がやらなくてもいい部分」を手放すことです。

やらなくてもいいことはAIに
やりたいこと・自分にしかできないことは自分に

こうした切り分けを意識することで、仕事も暮らしもぐっとシンプルになり、余裕が生まれていきます。

AIに限らず、日々便利なものは増えています。

とはいえ、あなたにしかできなこともたくさんあります。それを大切にするための自動化です。