「仕事を暮らしの手段にする」「仕事の選択肢を知る」を理解した上で、次に大切なのは「自分に合う仕事をどうやって見つけるか?」です。

「合う仕事って、どうやったら分かるの?」
「そもそも、自分に合った働き方って何?」

こんな疑問を持つ人も多いはず。

そこで、自分に合う仕事を見つけるためのステップを具体的に解説していきます。

自分に合う仕事は「好き・得意・求められる」の重なる部分

自分に合う仕事を見つけるためには、「好き」「得意」「求められる」の3つが重なる部分を考えることが重要です。

好きなこと(興味・やりがい)
  • どんなことをしていると楽しい?
  • どんな分野の話を聞くとワクワクする?
  • 「これなら何時間でもやれる!」と思うことは?
得意なこと(スキル・強み)
  • 何かをするとき、自然と人よりうまくできることは?
  • 周りの人から「これ上手だね!」と言われることは?
  • 自分が苦労せずにできることは?
求められること(市場価値・需要)
  • そのスキルや知識を活かせる仕事はある?
  • 人に役立つ形で提供できるものは?
  • 誰かの悩みを解決できることは?

これらの3つが重なる部分に、自分に合う仕事のヒントがあります。

自分に合う仕事を見つける4ステップ

では、具体的にどのようにして 「自分に合う仕事」を見つけていけばいいのか?

次の4つのステップを実践してみましょう。

ステップ1:理想の暮らしを考える

繰り返しになりますが、「どんな暮らしをしたいのか?」、つまり理想の暮らし方を明確にしましょう。

仕事を決める前に、「自分がどんな毎日を送りたいのか」を考えることが重要です。

問いかけリスト
  • 朝は何時に起きたい?
  • どんな場所で仕事をしたい?(オフィス・カフェ・自宅など)
  • 1日の仕事時間は何時間が理想?
  • 週に何日働きたい?
  • どんなことに時間を使いたい?(趣味・旅行・家族との時間など)

たとえば…

  • 「朝はゆっくりしたいから、9時〜16時くらいの仕事がいい」
  • 「自然の多い場所で、自由な時間を確保しながら働きたい」
  • 「朝6時くらいからスタートして、12時には終わりたい」

このように、具体的にイメージすることが大切です。

ステップ2:「好き」「得意」「求められる」のリストアップ

次に、「好き」「得意」「求められる」の3つをリストアップしてみましょう。

ワーク:紙に書き出してみよう

特典でお配りしている「自分の価値観探しワークシート」を印刷して、書き出してみましょう!

10コの好きなことリスト
  • どんなことをしていると楽しい?
  • どんな分野の情報をよく調べる?
10コの得意なことリスト
  • 「これなら自信がある!」と思うことは?
  • 友達や同僚に褒められることは?
10コの求められることリスト
  • どんなスキル・知識なら人の役に立てる?
  • これまで「助かった!」と言われたことは?

これらを出してみると、自分の強みや可能性が見えてきます。

ステップ3:「仕事の選択肢」を広げる

「好き」「得意」「求められる」をもとに、どんな働き方ができるかを考えます。

たとえば
  • 「文章を書くのが好き」
    →ライター、ブログ運営、SNS発信
  • 「人の話を聞くのが得意」
    →コーチング、カウンセリング、接客業
  • 「PC作業が得意」
    →データ入力、デザイン、プログラミング

また、働き方にもいろんな選択肢があります。

働き方の選択肢

  • 会社員(固定給)
    →給料が一定、福利厚生あり
  • フリーランス(自由度高い)
    →時間の融通がきく、収入の幅がある
  • 副業(挑戦できる)
    →会社員を続けながら、好きなことを仕事にできる
  • 複業(リスク分散)
    →2つ以上の仕事を組み合わせる

「会社員」だけが仕事ではなく、いろんな形で働くことができます。

ステップ4:小さく試してみる

「どの仕事が合うのか、まだ分からない……」

そう感じたら、「とりあえず試してみる」のがベストです。

試し方の例
  • ブログやSNSで発信してみる
    →自分が解決したことを文章にする
  • ココナラやランサーズで小さく仕事を受けてみる
    →副業として経験値を作る
  • 仕事に関する本を読んだり、セミナーに参加してみる
    →自己投資をして、経験者の声をインプットする

小さく始めてみることで、「これは好き!」「これは合わないな……」が分かってきます。

また小さな行動のため、仮に合わないと感じても、損することが少ないのが最大のメリットです。

僕も最初はブログを始め、自分の頭の中を整理することから始めました。

もちろん当時はタイピングなんて、全くできませんでしたが、今ではこうして教科書を作ったり、SNSを運用するまでになっています。

近道はありません。自分に向き合い何度も挑戦をしていきましょう。


メモ:自己投資の目安

自己投資する際にかかる金額を目安としてまとめます。大体の価格なので、あくまで参考にどうぞ!

  • サポート系:マンツーマンor講座形式の場合
    →10万円以上から100万円
    ※ロードマップや製作者に相談できるものも
  • 教材系:ネットで見れる教材などの場合
    →5000円以上から10万円未満
    ※ワークシートなど自走できる形式のものも
  • 書籍系:紙本などの場合
    →数百円から5000円未満
    ※知識の入り口として広い層に届きやすい

自己投資は今の自分をレベルアップするものです。

金額で選ぶのではなく、あくまで今の自分にとって必要なことで選んでいきましょう:D

まとめ:仕事は「選ぶ」もの。小さく始めてみよう

  • 「好き」「得意」「求められる」の重なる部分に、自分に合う仕事がある
  • まずは理想の暮らしを考えて、そこから仕事を逆算する
  • 働き方は「会社員」だけでなく、いろんな選択肢がある
  • 迷ったら、小さく試してみることで、自分に合う仕事が見つかる

「今の仕事、なんとなく続けているけど、本当にこれでいいのかな?」

そんなふうに感じたら、まず「自分はどう生きたいのか?」をじっくり考えてみてください。

この章の「自分に合う仕事を探すワーク」を何度も読み返し、理想の暮らしに繋がる働き方を選んでいきましょう!