理想の暮らしとは、「自分が穏やかな環境」が必要だということを、ここまで順番にやってきた方ならお気づきかと思います。
また「部屋の乱れは心の乱れ」と言われるように、住空間を整えることは、ただの片付けではなく、理想の暮らしをデザインすることです。
部屋がスッキリしていると、心にも余裕が生まれ、毎日の行動も変わります。
例えば、朝起きたときにスッキリ片付いた部屋と、物が散乱している部屋では、気持ちの軽さがまるで違いますよね?
住空間を最適化すると、「やりたいこと」に集中でき、暮らしの質が格段に上がります。
1.住空間が整っていないと、理想の暮らしが遠ざかる
- 「どこに何があるかわからない」→ 余計な時間がかかる
- 「片付けなきゃと思うけど、やる気が出ない」→ 気持ちが重くなる
- 「家にいるのに落ち着かない」→ 心が休まらない
部屋が散らかっていると、無意識のうちにストレスを感じ、集中力が低下します。
また、「探し物に使う時間」「片付けなきゃと思いながら過ごす時間」は、意外と大きな負担になっています。
逆に、住空間が整っていると、こんなメリットが↓
- 朝起きたときに気持ちがスッキリする
- やるべきことに集中できる
- 気持ちに余裕ができ、ゆったり過ごせる
僕の経験談として、物を管理できていない時の暮らしといえば「なぜかいつも疲れていた」時期がありました。
もちろん他の原因もありますが、「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉もあるとおり、気持ちが全く落ち着かないんです。
ですが、物を見直しスッキリとした部屋になったことで、心の余裕が増えました。
理想の暮らしで「物の管理」が必要な方はステップごとに、物を見直していきましょう!
2.住空間を最適化する3つのステップ
ここで出てきる「ミニマル」とは、決して極端に物を減らそうというわけではありません。
自分にとって大切なものを見極め、選択する力を育てるために行いますので、一つ一つ実践してみてください。
① 物を減らす(ミニマルな暮らしの第一歩)
「使っていないもの」「不要なもの」を手放すことが、快適な住空間への第一歩です。
- クローゼットがパンパンで、「着る服がない!」と毎朝悩む
- 使いたいものを探すのに時間がかかる
- 物が多すぎて掃除が面倒になり、さらに散らかる
「いつか使うかも」と思ってとっておいたけど、結局何年も使っていないなんてこともありませんか?
他にも冷蔵庫の中に「賞味期限切れの調味料」が眠っていませんか?
これと同じように、「いつか使うかも」と思って放置しているものが、部屋の中にたくさんあるはずです。
「もったいない」と思うかもしれませんが、物は使ってこそ意味があります(コレクションなどは違いますが)
つまり、もったいないという気持ちは、買う前に持つべきなんです。
「今本当に使うかわからない物に、自分が汗水流して稼いだお金を使うのがもったいない」
そう考えるようになってから、手放せるようになり、買う前にも気をつけられるようになりました。
実際には「持っていること」のほうが負担になっています。
不要なものを手放し、部屋がスッキリし、心の余裕を増やしていきましょう。
- 半年以上使っていないもの
→手放す候補(季節ものを除く) - 気に入っていないもの
→思い切って手放す(もらいもの・セール品に注意) - 代替できるものがある
→まとめる・減らす(例えば、同じ用途のバッグが3つあるなら1つに)
例えば、ハサミなどの小物類も家に一つや最低二つあれば十分なはずです。
合って当たり前だったものを見直していきましょう。
- 「1日1つ捨てる」習慣をつくる
→小さなものから始めると負担が少ない - 「リサイクルショップに売る日」を決める
→期限を決めることで実行しやすい - 「思い出のものは写真に残す」
→実物は手放しても、記録として残せる
この中だと、「思い出のもの」との向き合い方が非常に難しいかと思います。
こういった感情が出る「迷う物」の手放す方法は、実際に次の記事でまとめていますので、そちらをご覧ください。
② 収納をシンプルにする
「とりあえず押し込む」ではなく、「どこに何があるか一目でわかる」状態を目指しましょう。
- 「あれ、どこにしまったっけ?」と探し物で時間を無駄にする
- 収納の奥に入れたものが「忘れ去られた遺産」と化す
- 物を持っているのに「ない」と思って、また買ってしまう
たとえば、スーパーに行ったときに「家に醤油あったっけ?」と悩んで、念のため買ったら、家に未開封の醤油があった…なんてことありませんか?
これは、「収納の仕組み」が機能していない典型例です。
収納をシンプルにすると、「何がどこにあるか」が一目でわかり、無駄がなくなります。
- 「毎日使うもの」
→取り出しやすい場所に(包丁、フライパン、調味料) - 「たまに使うもの」
→収納の奥へ(たこ焼き器、お菓子作り用の道具) - 「ほぼ使わないもの」
→手放すか、別の場所へ移動(壊れたミキサー、使わない食器)
- 「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける
→整ってる部屋には何を見せているのかネットでインテリアを見る - 物の住所を決める
→置き場所を決め、同じ場所に直す習慣を身につける - 「引き出し1つだけ整理する」から始める
一気にやろうとすると疲れるので、まずは小さなスペースから
収納が多ければ多いほど、「選択肢」が増えます。
なので、大前提に必要以上の「収納場所」を持たないこともおすすめです。
僕の場合、ミニマリストになる前、「テレビラック収納」「カラーボックス」「クローゼットin収納ボックス」など様々な場所に収納場所を作っていました。
結果、「直すのがめんどくさい」ことに気づき、今では収納ボックスを一つも持っていません。
キッチン用具はキッチンに、掃除用具は脱衣所に、衣類や本などはクローゼットに…
こうしたように「工夫」をすると、案外おさまります。
ぜひ、収納を徐々にシンプルにしていってください:)
③ 住空間に「余白」を作る
部屋に「余白」があると、それだけで気持ちが落ち着きます。
逆に、物がギッシリ詰まっていると、無意識にストレスを感じます。
- 机の上が物でいっぱいで、作業する気がなくなる
- 床に物が置いてあると、移動するたびにストレスを感じる
- 「片付けなきゃ」と思うけど、どこから手をつければいいかわからない
例えば、高級ホテルのロビーを思い浮かべてください。
広々としていて、装飾も最低限。余白があることで、心が落ち着きますよね?
住空間も同じで、余計なものを減らし、視界に「余白」を作るだけで、驚くほど快適になります。
- テーブルの上に「何も置かない時間」を作る
→食事後はすぐ片付ける - 「床に物を置かない」ルールを決める
→とりあえずの「仮置き」をやめる - 収納に余白を作り、詰め込みすぎない
→8割収納を目指す
- 「1ヶ所だけ余白を作る」から始める
→玄関の靴箱の上をスッキリさせる - 週1回、何も置かないデー」を作る
→日曜日はテーブルの上を完全リセットする、など - カフェやホテルの部屋を参考にする
→スッキリした空間を体感すると、理想の住空間が明確になる
住環境も「理想の暮らし」と同じように、自分でイメージできるかどうかが大切です。
ピンタレストというサービス(無料)を使って、理想のお部屋を探して、ワクワクすることも忘れずにしてください。
いくつか例を貼っておきますね!



3. まとめ:住空間を整えて、心地よい暮らしを作ろう
- 住空間は心の状態を映す鏡
- 物を減らし、収納をシンプルにすることで、ストレスを減らす
- 「余白」を意識して、落ち着ける空間を作る
部屋が整うと、気持ちが軽くなり、行動もポジティブになります。
「忙しくて片付けられない…」という人こそ、住空間を整えることで、心の余裕を生み出せます。
まずは、小さな一歩から。
「ピンタレストで理想に近いお部屋を探す!」から始めてみましょう!