これまでの章では「暮らしを整える具体的な方法」や「小さな収入を生む仕組み」など、手を動かす実践的な内容を扱ってきました。

ですが、いざ実践してみると壁にぶつかるかもしれません。

  • 思ったより成果が出ない
  • 続けるのがつらい
  • 他人と比べて落ち込む
  • 不安な気持ちに押しつぶされそうになる
  • これから先の進め方をどうしよう

僕自身、何度もこのような感情に揺さぶられました。

だからこそ、ここでは「心を支えるマインド」を整理しておきたいと思います。

この章では、僕がこれまでの経験から大切にしてきたマインドを5つお伝えします。

これを持っているかどうかで、行動を続けられるかどうかが大きく変わります。

マインド①:自分だけの「名言」を持っておく

どんなにやる気がある人でも、モチベーションは上下します。

そんなときに支えてくれるのが「自分のための名言」です。

僕の場合は、以下の通りです。

書:エッセンシャル思考
より少なく、しかしより良く。
オードリー・ヘプバーン
私にとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです
aim
“焦る”ってことは、まだ自分を”あきらめてない”ってこと。
スティーブ・ジョブズ
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当にやりたいことだろうか。

10代もあまり良い思い出はなく、20代前半、社会に出ても辛く体調を崩し、深く人生に落胆する時期がありました。

周りからも色々言われ、どうでもよくなっていた頃、本を読み、たくさんの言葉に救われた経験があります

名言というのは、発した人の人生があってこそかもしれないですが、それでも折れそうな時、そっと背中を押してくれます。

あなたにとっての名言を1つでもいいので、見つけてみてください。

マインド②:避けるべき人をはっきり決める

僕が痛感しているのは「誰と関わるか」で人生が大きく変わるということです。

避けるべき人の代表は、こんな人です。

  • 常に否定から入る人
  • 自分の基準を押し付けてくる人
  • 自分の話だけをする人
  • 成果を出していないのに批判だけする人
  • 夢ばかり語るけど、行動はしてない人

昔の僕は、こういう人に振り回されて消耗していました。

「やっぱり自分なんてダメなんだ」と落ち込む時間が増え、何もできなくなってしまったんです。

逆に、応援してくれる人や、同じように挑戦している人と関わるようになったら、一気に前に進めました。

僕は「悪影響の人とは、距離をとる」と決めています。

これは冷たく聞こえるかもしれませんが、過去にYESマンだった僕は、そのせいで体調を崩したから。

つまり、自分の暮らしを守るためには必要なことなんです。

思ったよりも人生は短い、その人たちのために時間を使うか、もっと大切な人たちのために時間を使うか、あなたはどちらがいいですか?

マインド③:結果が出ないと感じすぎない

実践していると必ず「やってるのに成果が出ない」という時期がきます。

僕もインスタを始めたばかりの頃、半年経ってもフォロワーが500人しかいなくて、毎日「向いてないのかな」と思っていました。

でも、今振り返ると、その時期は「成果が出ていない」のではなく「成果が見えていなかった」だけなんです。

  • 投稿の質が少しずつ上がっていた
  • コメントしてくれる人が増えていた
  • 自分の発信スタイルが固まってきていた

数字には表れなくても、小さな変化は確実に積み重なっていました。

だからこそ、「結果が出ない」と感じすぎないことが大事です。

見える成果(数字)だけでなく、見えにくい成果(習慣・経験・人とのつながり)にも目を向けること。

僕が続けられたのは、数字以外の小さな成長を喜ぶクセをつけたからです。

今はSNSという評価される時代かもしれませんが、“自分の成長は、まずは一番最初に自分が喜んであげること”も、大切なことなんです。

マインド④:小さな成功を「貯金」する

モチベーションを保つために、僕が意識しているのは「小さな成功を積み重ねて貯金する」ことです。

例えば…

  • 投稿に1件いいねがついた
  • 今日は予定通り早起きできた
  • ノートにアイデアを3つ書けた

これらは大きな成果ではないかもしれません。

でも、ノートに書き留めておくと「自分はできている」という証拠がたまっていきます。

だからこそ、僕は「朝日記」書くようにしています。

見返したときに「思ったより頑張ってるじゃん」と気づけるので、また次の行動につながるんです。

図解で表すとこんなイメージです。

周りに「え?それだけ?」と言われても、自分が目に見えた結果が出ていればそれでいいんです。(そしてその人とはそっと離れてください)

成果は一気に大きくならなくても、少しずつ積み重ねることで大きな安心感につながります。

マインド⑤:理想の暮らし=自分軸を振り返ること

最後に伝えたいのは、「理想の暮らしを定期的に振り返ること」です。

僕は昔、稼ぐことばかりに意識が向いていた時期がありました。

「もっとお金を稼がなきゃ」「フォロワーを増やさなきゃ」と必死でした。

でも、ふと立ち止まって考えたときに「そもそも僕はどういう暮らしをしたかったんだっけ?」と疑問が浮かびました。

答えは「シンプルで心が落ち着く暮らし」だったんです。

そこからは、数字や他人の基準ではなく、自分軸=理想の暮らしに立ち返ることを意識するようになりました。

例えば、

  • 朝は仕事前に必ず1時間以上は自分時間を作る
  • 家族や愛犬と過ごす時間を最優先にする
  • 一旦最低限の生活費の収入があればOK

これらは外から見たら小さなことかもしれません。

でも僕にとっては「豊かさの基準」なんです。

理想の暮らしを振り返ることで、他人と比べて焦る気持ちが薄れていきました。

そして「自分のペースでいい」と思えるようになったんです。

繰り返しですが、「不安」を抱えてしまうのは、意外と誰かと比較している可能性があります。

SNS、会社の人間、そこらへんに歩いてる人…

でもその人たちの理想とあなたの理想は、全く違います

豊かさの基準を定期的に振り返ることで、自分軸で暮らしていけるようになっていきます。

まとめ

この章では、次の5つのマインドを紹介しました。

  • 自分だけの名言を持っておく
  • 避けるべき人をはっきり決める
  • 結果が出ないと感じすぎない
  • 小さな成功を「貯金」する
  • 理想の暮らし=自分軸を振り返ること

これらはどれも、僕自身が何度も失敗しながら身につけてきたものです。

そして「成果という物差しを広げ、自分の暮らしを守り続ける」こと。これは大切にしてほしいことです。

人生は長距離マラソンのようなもの。

この5つのマインドを持ち歩いて、自分が決めた理想を突き進んでいきましょう。