これまでの章では「暮らしを整える具体的な方法」や「小さな収入を生む仕組み」など、手を動かす実践的な内容を扱ってきました。
ですが、いざ実践してみると壁にぶつかるかもしれません。
- 思ったより成果が出ない
 - 続けるのがつらい
 - 他人と比べて落ち込む
 - 不安な気持ちに押しつぶされそうになる
 - これから先の進め方をどうしよう
 
僕自身、何度もこのような感情に揺さぶられました。
だからこそ、ここでは「心を支えるマインド」を整理しておきたいと思います。
この章では、僕がこれまでの経験から大切にしてきたマインドを5つお伝えします。
これを持っているかどうかで、行動を続けられるかどうかが大きく変わります。
マインド①:自分だけの「名言」を持っておく
どんなにやる気がある人でも、モチベーションは上下します。
そんなときに支えてくれるのが「自分のための名言」です。
僕の場合は、以下の通りです。
10代もあまり良い思い出はなく、20代前半、社会に出ても辛く体調を崩し、深く人生に落胆する時期がありました。
周りからも色々言われ、どうでもよくなっていた頃、本を読み、たくさんの言葉に救われた経験があります。
名言というのは、発した人の人生があってこそかもしれないですが、それでも折れそうな時、そっと背中を押してくれます。
あなたにとっての名言を1つでもいいので、見つけてみてください。

マインド②:避けるべき人をはっきり決める
僕が痛感しているのは「誰と関わるか」で人生が大きく変わるということです。
避けるべき人の代表は、こんな人です。
- 常に否定から入る人
 - 自分の基準を押し付けてくる人
 - 自分の話だけをする人
 - 成果を出していないのに批判だけする人
 - 夢ばかり語るけど、行動はしてない人
 
昔の僕は、こういう人に振り回されて消耗していました。
「やっぱり自分なんてダメなんだ」と落ち込む時間が増え、何もできなくなってしまったんです。
逆に、応援してくれる人や、同じように挑戦している人と関わるようになったら、一気に前に進めました。

僕は「悪影響の人とは、距離をとる」と決めています。
これは冷たく聞こえるかもしれませんが、過去にYESマンだった僕は、そのせいで体調を崩したから。
つまり、自分の暮らしを守るためには必要なことなんです。
思ったよりも人生は短い、その人たちのために時間を使うか、もっと大切な人たちのために時間を使うか、あなたはどちらがいいですか?
マインド③:結果が出ないと感じすぎない
実践していると必ず「やってるのに成果が出ない」という時期がきます。
僕もインスタを始めたばかりの頃、半年経ってもフォロワーが500人しかいなくて、毎日「向いてないのかな」と思っていました。
でも、今振り返ると、その時期は「成果が出ていない」のではなく「成果が見えていなかった」だけなんです。
- 投稿の質が少しずつ上がっていた
 - コメントしてくれる人が増えていた
 - 自分の発信スタイルが固まってきていた
 
数字には表れなくても、小さな変化は確実に積み重なっていました。
だからこそ、「結果が出ない」と感じすぎないことが大事です。
見える成果(数字)だけでなく、見えにくい成果(習慣・経験・人とのつながり)にも目を向けること。
僕が続けられたのは、数字以外の小さな成長を喜ぶクセをつけたからです。
今はSNSという評価される時代かもしれませんが、“自分の成長は、まずは一番最初に自分が喜んであげること”も、大切なことなんです。

マインド④:小さな成功を「貯金」する
モチベーションを保つために、僕が意識しているのは「小さな成功を積み重ねて貯金する」ことです。
例えば…
- 投稿に1件いいねがついた
 - 今日は予定通り早起きできた
 - ノートにアイデアを3つ書けた
 
これらは大きな成果ではないかもしれません。
でも、ノートに書き留めておくと「自分はできている」という証拠がたまっていきます。
だからこそ、僕は「朝日記」書くようにしています。
見返したときに「思ったより頑張ってるじゃん」と気づけるので、また次の行動につながるんです。
図解で表すとこんなイメージです。

周りに「え?それだけ?」と言われても、自分が目に見えた結果が出ていればそれでいいんです。(そしてその人とはそっと離れてください)
成果は一気に大きくならなくても、少しずつ積み重ねることで大きな安心感につながります。
マインド⑤:理想の暮らし=自分軸を振り返ること
最後に伝えたいのは、「理想の暮らしを定期的に振り返ること」です。
僕は昔、稼ぐことばかりに意識が向いていた時期がありました。
「もっとお金を稼がなきゃ」「フォロワーを増やさなきゃ」と必死でした。
でも、ふと立ち止まって考えたときに「そもそも僕はどういう暮らしをしたかったんだっけ?」と疑問が浮かびました。
答えは「シンプルで心が落ち着く暮らし」だったんです。
そこからは、数字や他人の基準ではなく、自分軸=理想の暮らしに立ち返ることを意識するようになりました。
例えば、
- 朝は仕事前に必ず1時間以上は自分時間を作る
 - 家族や愛犬と過ごす時間を最優先にする
 - 一旦最低限の生活費の収入があればOK
 
これらは外から見たら小さなことかもしれません。
でも僕にとっては「豊かさの基準」なんです。
理想の暮らしを振り返ることで、他人と比べて焦る気持ちが薄れていきました。
そして「自分のペースでいい」と思えるようになったんです。

繰り返しですが、「不安」を抱えてしまうのは、意外と誰かと比較している可能性があります。
SNS、会社の人間、そこらへんに歩いてる人…
でもその人たちの理想とあなたの理想は、全く違います。
豊かさの基準を定期的に振り返ることで、自分軸で暮らしていけるようになっていきます。
まとめ
この章では、次の5つのマインドを紹介しました。
- 自分だけの名言を持っておく
 - 避けるべき人をはっきり決める
 - 結果が出ないと感じすぎない
 - 小さな成功を「貯金」する
 - 理想の暮らし=自分軸を振り返ること
 
これらはどれも、僕自身が何度も失敗しながら身につけてきたものです。
そして「成果という物差しを広げ、自分の暮らしを守り続ける」こと。これは大切にしてほしいことです。
人生は長距離マラソンのようなもの。
この5つのマインドを持ち歩いて、自分が決めた理想を突き進んでいきましょう。
