「住環境」に続いて、「収納・片付け術」を考えていきます。
これを一言で表すと「モノの管理」です。
モノの管理ができない状態は、どれだけ理想の暮らしが叶ったとしても、その先の住居でモノが溢れ、今と変わらない毎日になってしまいかねません。
どこに行っても部屋に余白を持ちつつ、落ち着いて空間にするには、モノを見直すことで解決します。
また「思い出の品」など感情にまつわることも、この記事の5ステップで解説することを実践してみてください。
“ある”物を選択するのは、最初はハードルが高いからです。
この記事では、ステップ形式で「モノの見直し」をしていくので、1から順に行ってください。
①step1:”擬似”体験をしてみる
モノの見直しができない理由は、「イメージができない」からです。
基本人は変化を嫌う生き物なので、頭で分かっていても行動に移せないこともあります。
となると、いきなりモノを手放したりするのはハードルが高いです。
なので、「部屋がスッキリしている体験」をすることから始めてみましょう。
やり方はシンプルです。
たったこれだけになります。
ペンもハサミも本も全て入れます。
これによって、”自分の暮らし”にとって本当に必要なものは何かを知ることができます。
②step2:1週間そのままで過ごす
この1週間の間、クローゼットからモノを出しても問題ありません。
ただし、一度出したものはクローゼットに直さないでください。
なぜかというと、出したモノたちは「あなたの暮らしに必要なモノ」だからです。
つまり、この先も必要な時は来るので、収納場所は後ほど考えることとします。
この時点で、出したものは1箇所にまとめておくと、「step3」がスムーズになります。
③step3:1週間経過したあと振り返り習慣を行う
何においても振り返り習慣は大切です。
ここで今部屋に出ているモノを見てみましょう。
- ペンやハサミなどの文具類
- 衣類やカバン
- ふとん類
などなど
おそらく自分が思っている以上に、クローゼットから出てきたものは少ないと思います。
もちろんたまたま出てこなかった物もあるかと思いますが、それでもその少なさにはびっくりするはずです。
こんなにも「必要だ!」と思っていたものが、「自分にとって」と考えると必要ではないことに気づきます。
④step4:モノの住所を決める
クローゼットから出したモノたちの住所を決めます。
住所を決めることで、以下のメリットがあります。
- ダブり買いが減り、お金の節約になる
- 探す時間が減り、時間の節約になる
- 自分のこだわりが暮らしに反映される
おしゃれな部屋を見てみると、生活感というものがありませんよね。
生活感がないと落ち着かないと思うかもしれませんが、それは逆で「非日常」に感じてしまうからです。
でも、ここまでしっかりやった方ならもうわかっているはず。
「必要以上にモノを持っていたんだ」ということに。
- 文具類は、引き出しに。
- 服は畳まずハンガーで掛けられる量に。
- カバンも自分のスタイルに合うものに。
こうして、取捨選択ができ始めてくる時期です。
いよいよ最後に大切な「残ったモノ」たちとの向き合い方です。
⑤step5:クローゼットに残ったモノたちとの向き合い方
結論、これは機能と感情に分けることが大切です。
この2つについて考えていきましょう。
機能のあるモノ
機能でいえば、掃除が楽になる掃除機などをイメージしてもらうとわかりやすいです。
これを捨てることで自分の暮らしが大変になるものは、”今は”手放さずに持っておくことをおすすめします。
いずれ、例えば掃除機⇨ロボット掃除機に、洗うだけの洗濯機⇨乾燥機付き洗濯機のように、アップグレードすれば、時間がどんどん増えるからです。
- 暮らしが大変になるものは残す
- 置き換えでアップグレード
また手放す際は、「売る」ことを考えないことも一つです。
売る予定が直近で立てられる場合はいいのですが、「いつか売るから…」と結局物が減らない可能性があるから。
「住空間を最適化する」でもお話ししたとおり、もったいないもこの機会に手放し、理想の暮らしに向けていきましょう。
感情があるモノ
では、次に難しい「感情」として残るモノたちです。
具体的には以下の通り。
- 子供がくれたモノ
- 友人から貰ったモノ
- 推し活で持ってたモノ
などなど
手放す時に考えてしまうモノたちのことを言います。
これらは非常に難しいですよね。
例えば、家族との思い出の品などは手放しにくいのは事実です。
僕も手紙は残しています。なぜなら、もう一生手に入らないからです。
ですが、それは関係性によると考えていて、バンドTシャツなど自分だけの思い出は手放しました。
それは「過去の自分は必要だったけど、今の自分にとって必要ではない」と決めてたからです。
ですが、「これらを手放さないと、それでも置き場所がない」となるかもしれませんが、それ以外にもっと見直す箇所があるのでは?と僕は考えます。
まず大前提に、1週間で出さなかった「感情」以外のモノたちを減らすことで、余白が生まれるはずです。
そこに閉まっておき、時が来たら「ありがとう」と言って、手放すことをおすすめします。
また原本は残さずデータとして残しておく方法もあります。
それが「しまうまプリント」などのサービスを使う方法です。
このサービスは、データを渡すと自分だけのアルバムが作れたりします。
例えば、もらった手紙が大量にあったら、写真に撮って、アルバムにまとめることもできますね。
こういった画期的なサービスはどんどん活用し、思い出を残すのもありです。
まとめ:モノの管理
- step1:”擬似”体験をしてみる
- step2:1週間そのままで過ごす
- step3:1週間経過したあと振り返り習慣を行う
- step4:モノの住所を決める
- step5:クローゼットに残ったモノたちとの向き合い方
この5つのステップで無理なく手放し始められます。
特にstep4は重要で、モノの管理をするには「住所」が大事になってきます。
インテリアとして飾るのか、閉まっておくべきモノなのかは、自身のインテリアによります。
もし思いつかない場合は、ピンタレストでインテリアを検索してみましょう。
「和モダン リビング」
「ミニマリスト リビング」
など検索してみると、思い描いたイメージに近いインテリアがたくさん出てきます。
暮らしはイメージです。
こういったアイデアはたくさんインプットしましょう:)