ここまで、「理想の暮らし」と、それを叶えるための目標を考えてきました。

しかし、目標を決めただけでは、実現には至りません。

目標を叶えるためには、「目標を達成するための習慣」を考え、実行することが必要です。

たとえば、「資格を取得する」という目標を掲げたとしても、「試験前に一気に勉強する」というスタイルでは、合格する確率は低くなってしまいます。

それよりも

「毎朝30分、問題集を解く」
「通勤時間に勉強アプリを開く」

といった 小さな習慣を作ることで、確実に目標達成へと近づくということが大切というお話をしてきました。

では、具体的にどうすればよいのか?

まずは、目標と習慣の関係を整理していきましょう。

「目標」だけでは行動は続かない。毎日の「小さな習慣」が大事

目標と習慣の関係を、もう少し具体的に考えてみます。

理想の暮らし(目的)・目標・手段(習慣)のつながり

  • 目的:「家族に旅行をプレゼントしたい」
  • 目標:「半年後に20万円を貯める」
  • 手段:「毎月3.3万円貯金」「家計簿をつけて支出を減らす」

このように、

  • 自分が心地いいだろうと感じる理想の暮らしを決める
  • 理想の暮らしを叶えるために、目標を決める
  • 目標を達成するために、習慣を作る

という順番で考えると、目標が単なる「願望」で終わらず、実現しやすくなります

では、目標だけを掲げる人と、習慣を意識する人では、どのような違いが生まれるでしょうか?

次の2人の例を見てみましょう。

Aさん:「お金を貯めたい!」と「いつ、いくら?」という具体性がなく、行動しづらい
Bさん:「給料日に3万円貯金する」ことを決めると、やるべきことが明確になる

1年後、どちらが理想の暮らしのためのお金を貯められてるでしょうか?

当然、Bさんですよね。

このように、「目標を掲げる」だけでなく、「毎日できる小さな習慣」に落とし込むことが大切なのです。

具体的な習慣例【成功パターン】

では、実際にどのような習慣を作ればいいのでしょうか?

ここでは、理想の暮らしを叶えるための具体例を紹介します。

例の理想の暮らしとして「地元の〇〇に移住して、自給自足のスローライフを楽しみたい」を考えていきます。

目標:1年後に移住費100万円を貯金する

❌「貯金したい!」と考えるだけ → いつの間にか使ってしまう
⭕️「毎月8万円を自動積立する」 → 勝手に貯まっていく
習慣にするポイント

「お金を貯める」ではなく「貯まる仕組みを作る」(お金については6章で解説しています)


目標:来月までに月の支出を3万円減らす

❌「とりあえずご飯を食べない」 → 健康にも悪く、効果が低い
⭕️「毎月末はサブスクを見直す」 → 毎月数千円が浮く
習慣にするポイント

「過度な節約」ではなく「見直すべきお金を変える」


目標:残り5万円を貯めるために収入柱を増やす

△「残業で稼ぐ」 → 達成できるならOK
⭕️「1日30分、集中して副業で稼ぐ」 → 将来の在宅ワークも叶う可能性あり
習慣にするポイント

徐々に時間で稼ぐことから、スキルで稼ぐことを考えていく


ワーク:「あなたの目標を習慣に変える」

ここで、あなたの目標を具体的な習慣に落とし込んでみましょう!

Q1. あなたの直近目標は何?

⇨例:「貯金を増やす」「資格を取る」「収入をアップする」


Q2. そのために毎日できる小さな習慣は?

⇨例:「月末にサブスクを見直す」「寝る前に10分勉強する」「1日30分作業時間にする」)

まとめ:目標を達成したいなら、「毎日の習慣」に落とし込む

  • 目標は決めるだけでは達成できない
  • 「目的 → 目標 → 手段(習慣)」の流れで考えると、行動しやすくなる
  • 毎日続けられる小さな習慣を作ることが、目標達成のカギ

この章では、「目標を達成するための習慣術」について解説しました。

次は、「今の生活を楽しむための習慣」を学んでいきましょう!