思い描く「理想の暮らし」は、今日1日で手に入るものではありません。
しかし、毎日の習慣の積み重ねが、その理想の暮らしを作ることは間違いありません。
これは「僕が体験したから」だけではなく、成功者は習慣を大切にしているからです。
「毎朝、自分に『今日が人生最後の日なら、同じ選択をするか?』と問いかけた」
「時間を15分単位で管理し、無駄を徹底的に排除」
気になる方は「有名人 習慣」と検索してみてください。
ここで気づくはず、ほとんどの人が才能だけで成功したわけではありません。(ここの成功とは、理想の暮らしが叶うということ)
毎日の「習慣」が、その人生を作っていたのです。
では、逆に習慣を意識しなかったらどうなるか、例として考えてみます。
AさんとBさん、どちらの人生が理想的?
ここで、2人の人物を比較してみましょう。
- 朝ギリギリに起きる
- 仕事が終わったら、なんとなくスマホを見て過ごす
- 「やる気が出たら頑張る」と思っているが、結局行動しない
なんとなく毎日が過ぎていくかもしれません。
生活が整っていくことは、ほとんどないでしょう。
- 毎朝15分、読書やストレッチの時間を確保する
- スマホの代わりに、日記を書いて1日を振り返る
- 仕事の後はスキルアップのために30分勉強する
AさんとBさん、1日だけを見たら、大差ないかもしれません。
しかし、この積み重ねが1年、5年、10年続いたらどうなるでしょうか?
着実と目標に向かって進んでいるBさんの人生は「理想」が叶っていくでしょう。
このように 「小さな習慣の積み重ね」が、未来を大きく変えるんです。
習慣には2種類ある
では、どんな習慣を身につければいいのでしょうか?
習慣には、大きく分けて2つの種類があります。
1.目標を達成するための習慣
- 目標例:1年後までに50万円貯める
- 習慣例:毎月約4万円を貯める
- 目標例:3ヶ月以内に体重を5キロ減らして健康的な体になる
- 習慣例:1日10分全身運動をする
この習慣は「未来の自分」のためにあるものです。
つまり、2章でお話しした「目標」を達成するための、「1つの行動」です。
行き当たりばったりのやることリストではなく、しっかり目標までの道のりを、自分のペースで進めるのが最大のメリットです
しかし、この習慣だけを続けていると…
「頑張ってるのに、なんだか苦しい」
「成果が出ないと、モチベーションが下がる」
「いつも追われている感じがする」
こんな風に、プレッシャーが強くなりすぎて、続かなくなる方もいるかもしれません。
そのための習慣も用意していますので、安心してください。
2.今を楽しむための習慣
未来ばかり見て、今がおざなりになっては本末転倒。
今も十分充実させるためには、「今を楽しむ習慣」が鍵です。
- 理想の暮らし方:カフェのようなインテリアの家に住み、毎朝コーヒーを淹れて優雅に過ごしたい
- 習慣例:朝のコーヒーをじっくり味わう
- 理想の暮らし方:テラスのある家で、毎晩星を眺めながらゆったり過ごしたい
- 習慣例:夜、好きな音楽を聴きながらリラックスする
1章で「理想の暮らし」を決めました。
その暮らしを「今できるもの」を今のうちからやっておく習慣です。
この習慣は「今の自分」のために、そして「休息」も兼ねています。
「理想の暮らしが叶ったらやりたい」ではなく、「今できることを始めよう」という意識が大切です。
今を楽しむ習慣って必要なのか?
しかし、多くの人がこう思うかもしれません。
「そんな余裕ないし、サボってるみたいで不安…」
早く目標を達成したいからと、焦る気持ちが前面にでてきてしまうこともあります。
ですが実は、「今を楽しむ習慣」を入れたほうが、結果的に目標も達成しやすくなるんです。
例えば、スポーツ選手を思い浮かべてください。
一流アスリートは、ハードなトレーニングをしてますよね。
体格も僕たちよりいいですし、毎日毎日繰り返し体を動かしています。
ですが、必ず「休息の時間」も取っています。(大谷選手もたくさん睡眠を取ることで有名ですよね)
なぜなら、この「休息」があるからこそ、次のトレーニングで最大限の力を発揮できるからです。
暮らしも同じです。
「目標を達成する習慣」だけでは、いずれ息切れします。
だからこそ、「今を楽しむ習慣」を意識的に取り入れることで、長く続けられるのです。
「今を楽しむ習慣」を取り入れると、どうなる?
⇨楽しみがあるから、頑張れる
⇨無理なく習慣を続けられる
⇨楽しく成長できる
つまり、「今を楽しむ習慣」を持つことは、単なる惰性や贅沢ではなく、理想の暮らしを叶えるための土台なのです。
「2つの習慣」の取り入れ方
「忙しすぎて、そんな時間すらない」と思う人もいるかもしれません。
そこで提案したいのが、最初は「小さな習慣」を取り入れること。
例えば
- 夕食後、5分だけ作業椅子に座る
- 家計簿はつけず、とりあえずアプリだけ入れる
- 1日1ページだけ本を読んでインプットする
- 朝、コーヒーの香りを5分だけじっくり味わう
- 仕事の合間に、5分だけ深呼吸する
- 夜寝る前に、5分だけ星空を見ながら好きな音楽を聴く
たったこれだけの小さな習慣で、「前に進んでる達成感」「今この瞬間を味わう」ことで、気持ちは確実に変わります。
そして、この小さな習慣が、あなたの生活の質を少しずつ変えていくのです。
どちらか一方ではなく、バランスが大事
この2つのバランスが取れると、習慣は無理なく続き、理想の暮らしに近づくことができます。
あなたも、まずは小さな習慣を取り入れてみませんか?
小さな習慣に関しては「3-3.今すぐできる小さな習慣リスト」で解説しているので、このまま読み進めてください。
でも、習慣って続かなくない?
ここまで読んで、あなたはこう思ったかもしれません。
「習慣が大事なのはわかるけど、結局続かないんだよな…」
実際に、習慣を続けるのが難しい理由は、大きく3つあります。
- 完璧主義になってしまう
⇨「毎日やらなきゃ!」と気負いすぎる - 目標が大きすぎる
⇨「1日3時間勉強しよう!」と最初からハードルを上げすぎる - 環境が悪い
⇨誘惑が多く、習慣化しにくい環境で生活している

しかし、安心してください。
習慣は「続けるためのコツ」があります。
その具体的な方法については、次で詳しく解説します。
まずは、次の記事の 「目標を達成するための習慣」 を作る方法を見ていきましょう。
まとめ:習慣があなたの未来を作る
- 成功者は、必ず習慣を大切にしている
- AさんBさんの比較からもわかる通り、習慣が未来を大きく変える
- 習慣には「目標を達成する習慣」と「今を楽しむ習慣」の2種類がある
- 休息のための習慣も大切にする
あなたの未来は、あなたの習慣が作ります。
では次に、「目標を達成するための習慣」をどう作るのか?を詳しく見ていきましょう!